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脳神経外科

当院の脳神経外科は昭和53年という早期に開設し、救命救急センターの要のひとつとして機能してきましたが、平成30年度よりスタッフを一新し、新病院移転に合わせて新しい診療体制で臨んでいます。
 

脳神経外科の対象疾患は、

① 脳梗塞や脳出血、くも膜下出血などの脳卒中
② 脳腫瘍
③ 頭部外傷
④ てんかんや水頭症、顔面痙攣や三叉神経痛等の機能的疾患
⑤ 脊椎・脊髄疾患
⑥ 先天奇形

を含めて多岐にわたります。当科では近隣の産業医科大学脳神経外科と緊密に連繋することで、救急疾患だけではなく、ひろく上記の疾患全般に対応しています。
  現在常勤医師2名と、外来や当直業務を担当する非常勤医師3名で診療にあたっております。脳卒中や頭部外傷をはじめとした当科の対象疾患の多くは救急搬送されることが多く、当院の救命救急センターでの初期治療から24時間体制で当科の専門医が関わり、夜間休日も携帯端末を利用した遠隔放射線診断を実施し、短時間で容体の悪化する疾患であっても迅速に対応します。

【脳卒中全般】

24時間体制での迅速なCTやMRI検査を行い、脳梗塞に対する急性期線溶療法や、脳出血・くも膜下出血の緊急手術可能です。
バイプレーンシステムを導入した最新の血管造影装置により夜間救急においても、極めて精細な血管情報を得ることができ、迅速な診断治療に貢献しています。
内頸動脈狭窄症や中大脳動脈狭窄症等の脳梗塞発症の危険性が高い疾患に対する頸動脈内膜剥離術や、くも膜下出血発症の危険性が高い脳動脈瘤の予防的な手術治療も実施しております。それぞれの病態や全身状態、年齢や社会的要素も考え、十分な理解と納得のもとでの治療をこころがけています。他の病院での治療を含めて、ご相談に応じます。

【頭部外傷】

 頭部CT検査等による迅速な診断のもと、即時の緊急開頭手術にも対応いたします。ときに一分一秒を争う状態にもなる外傷性頭蓋内出血にも、救急外来での緊急穿頭術で対応する場合もあります。頭蓋内圧モニター下での集中治療室における緻密な脳保護療法や超急性期からのリハビリテーションをチームで行い、機能回復にも最大限の配慮を払っています。

【バクロフェン髄注療法】

痙縮とは後遺症の一種で、筋肉が緊張しすぎて手足が動かしにくい、勝手に動く等の症状を伴うものです。多彩な神経疾患に伴う強い痙縮は、麻痺とともに日常生活動作に強く制限されます。体内植込みポンプにより痙縮に効果のあるバクロフェンと持続的に髄注することで、脳卒中後の慢性期後遺症にも治療法を模索しています。

【正常圧水頭症】

正常圧水頭症は、慢性硬膜下血腫や脳腫瘍とならび、認知症の原因となる疾患です。歩行障害や尿失禁が合併することが多く、時に短期間で増悪することもあります。シャント手術による治療効果が期待できる疾患ですので、当科では正確な診断のもと、厳密に治療適応を判断しています。

医師紹介

名前 副島 慶輝 <そえじま よしてる> 主任部長
専門分野 脳卒中治療、頭部外傷、脳神経外科一般、バクロフェン髄注療法、脊髄刺激療法
学会関係

日本脳神経外科学会専門医・指導医、脳卒中学会専門医              

コメント 平成12年 産業医科大学医学部卒
名前 高松 聖史郎 <たかまつ せいしろう>
専門分野 脳卒中の外科治療、脳神経外科一般
学会関係

日本脳神経外科学会専門医              

コメント 平成23年 産業医科大学医学部卒